「高電圧鮮度保持技術の活用に向けたコンソーシアム」を創設しました。

consortium

株式会社O’s&Tec(東京都目黒区:鮮度保持システム)は、2020年10月より各社と弊社技術(高電圧鮮度保持システム:特許申請中)を活用するための意見交換を重ね、各社がともに協力体制を構築し、各プロジェクトに沿った弊社技術の活用を行うために、大手企業の4社を軸にコンソーシアム(共同事業体)を創設しました。今後も多くの実証試験などを含めた意見交換や情報交換の場として活動する事が決定し、輸出入活動に伴う情報収集を目的として、輸出拡大事業支援の観点から農林水産省もオブザーバー参加する事が決定しました。

・東日本電信電話株式会社(東京都新宿区:NTT東日本)が推進するオープンイノベーション事業に対し、コールドチェーンの構築を目指す事を目的として、技術、ノウハウなどの提供、更には商談先企業の紹介を行う事で合意しました。鮮度保持技術を日本国内によりいっそう普及する事を目的に、既に実証試験を開始しており、生産者、販売社との商談も始めています。また、物流に関して鉄道輸送ではJ R貨物株式会社と連携する事で日本全国への輸送を迅速に行う事ができ、荷主の輸送コストを抑える効果が期待できます。4月以降に輸送試験が行われる予定となっています。更には輸送に使用する機材(リーファーコンテナ、アルミ棚)等をレンタルすることも検討しています。

・日鉄物産株式会社(東京都港区)と高電圧鮮度保持技術の活用を拡大させる事とコールドチェーンの構築のために技術提供を行う事で合意しました。高電圧を直接印加し感電状態の商品の影響と高電圧により発生する電界と磁界のエネルギーの中での商品の影響を利用した長期保存によって、食肉の海上輸送および特殊冷凍商品を加工したものの輸入を主な目的として、出荷時点から納品時点までのコールドチェーンの確立を目指す事を目的とし、既に実証試験が行われており、大きな評価を得ています。

・岩谷マテリアル株式会社(東京都中央区)と高電圧鮮度保持技術の活用を拡大させる事とコールドチェーンの構築を目指し、食品保存を目的とした既存の冷蔵冷凍倉庫並びに小型プレハブ冷蔵冷凍倉庫に簡易的に設置できる棚式の高電圧鮮度保持システムを共同開発する事で合意し、開発に着手しました。完成後は各要望の広さに対応できる様に大きさなどの選択ができ、更には月単位でのレンタルも可能となり、実証試験様としても利用できることで、利用する事業者からは大きな期待が寄せられています。

・日本ハム株式会社(大阪市北区)と高電圧鮮度保持技術の活用を拡大させる事とコールドチェーンの構築を目的に、技術提供を行い実証試験に入る事で合意しました。高電圧を直接印加し感電状態の商品の影響と高電圧により発生する電界と磁界のエネルギーの中での商品の影響を利用した長期保存によって、食品(食肉、魚介物)の海上輸送実用化を目指し、4月以降からの実証試験を経て運用検証を行う事でより大きな可能性が生まれてきます。

・東京工業大学と近畿大学との産学連携にて、コンソーシアム活動における高電圧鮮度保持技術の活用を拡大するための共同研究を行う事が決定しました。この共同研究では、コンソーシアム参加各社の協力のもとでコールドチェーン構築に必要な要素である対応可能な広さや容量などを明確にしていく目的があります。また、東京工業大学とは「電界・磁界」の可能性と根拠および協力各社の各課題に対する実証試験に関して、また近畿大学とは「電界・磁界」の強度と安定的な供給に関する共同研究を行います。

その他の参加企業・団体のご紹介
株式会社アドップ(東京都千代田区:広告代理店)、株式会社R LIFE(京都市伏見区:レンタル事業)、アクシオヘリックス株式会社(沖縄県那覇市:システム開発)、株式会社バロッコ(東京都中央区:通信システム開発)の計10社です。
更に、(一社)日本国際化推進協会(東京都目黒区:帰国留学生ネットワーク)、クラース東京法律事務所(東京都千代田区:法律)の合計4団体です。